今週は福岡スタート。
キックオフセミナー。
「今、何か手を打っておかねば…」
と感じている方もけっこう多いように思います。
再来週もまた再度キックオフ!
(久留米@福岡県)
夜は、中洲にて別クラスで2度目のセミナー参加いただいているM社さんO社長と右腕のSさんと会食。
O社長、32歳。
女手一つで育ててくれたお母さんを支えるために中卒で働き始め、その後独立して今で起業10年目。
10名の社員を抱え、自社ビルを持つまでに。
熱いバイタリティの持ち主で、考えていること、先に見つめているもの・・・。
一回り年下の若い社長さんですが、とても刺激になりました。
O社長、Sさん、ありがとうございました。
・・・私が知ってる中卒の経営者って、優秀な人揃い。
学校での勉強と社会人になっても自発的に続ける本当の意味での勉強…。
「東大卒」より「中卒」のブランドが私の中では上かも。苦労、苦難が人間性を光らせているのでしょうか。お坊ちゃんにはないハングリー精神、不屈の魂のようなものを感じます。
「勉強」「教育」「学校」ってどうあるべきか、考えさせられます。
O社長と話していて、ふと思い出しました。
以前読んだ→『燃える闘魂』 (稲盛和夫氏著)
気に入ったフレーズをパソコンに打ち込み保存して、時々眺めるようにしています。
(P46第一章「日本の盛衰」より)
このなかの第八条「燃える闘魂」がいまの日本に最も必要だとわたしは考えている。
近年、日本経済が伸び悩んでいることもあり、国民の間に停滞感、閉塞感が漂っている。さらに東日本大震災の影響からか、社会全体に、同情心や哀れみ、またきれいでやさしい心ばかりが流行っているようにも見える。
もちろん、人を思いやる美しい心は必要不可欠である。しかし、それだけでは、企業は市場競争に敗れ、淘汰されてしまう。また国家もグローバル競争のなかで、衰退していかざるをえない。
時代は大きく変化し、経済環境は急速に変動している。こうした混沌とした状況のなかであるからこそ、状況に流されず、環境に負けないだけの「なにくそ、負けてたまるか」という強い精神、つまり、燃える闘魂が求められるのである。
(中略)
ビジネスの世界ではとりわけ闘魂が求められる。企業経営や日々のビジネスは真剣勝負であり、激しい競争にさらされているのが常である。リーダーはどのような厳しい状況に遭遇しようとも「絶対に負けない」という激しい闘争心を燃やし、その姿を部下に示していかなければならない。闘うリーダーの背中を見てこそ部下の士気は高まっていく。
逆に、リーダーが少しでも弱気な側面を見せると、またたく間に組織内に広まって、会社全体の士気を低下させてしまう。厳しい企業間競争に打ち勝つためには、経営者はどのような格闘技の選手にも勝るとも劣らないほどの気迫と闘魂を持ち続けなければならない。
(P174 第五章「心を変える 日本航空の再建」)
まさに「すむ世界」が変わったのである。では、何が変えさせたのか。賃金が大幅にダウンしたことをはじめ労働条件は悪化した。また路線も大幅に縮小した。航空機をはじめとする機材、また整備工場など設備も当初は更新せず、古いままであった。
唯一変わったのは、人の心である。しかし、その心が変わるだけで、かつてないほどのすばらしい企業再生が可能になったのである。
(中略)
この日本航空の再建を通じて、人間の心がいかに偉大なことを成し遂げるかということを証明できたものとわたしは思っている。またそれは、単一企業にとどまるものではないと考えている。
日本航空がそうであったように、一人ひとりの思いと行いを変えることが、この国を、世界を一変することになるはずである。
今回の旅のお供はコチラ。
「仮説」⇒「検証」。
現在進行形の偉大な経営者、稲盛和夫さん、鈴木敏文さん。
とても勉強になります。