先週、→福岡から帰って来れなくなって読んだ本。
『七つの会議』。
『下町ロケット』、『空飛ぶタイヤ』・・・。
池井戸潤さんの小説。おもしろいです。
『半沢直樹』の原作者で、最近は多くの作品がどこの書店でも平積みされてますね。
この『七つの会議』も【思いがけず】おもしろかったです。
住宅設備機器メーカーの東京建電。親会社が家電大手メーカーのソニック。
売上、業績が絶対の会社。
ある不祥事が起こります。
1人1人をクローズアップして見ればみんな“普通”で“いい人”ばかり。
そのような中で、おのおのが何を考え、どのような行動をとるのか。
企業文化。私自身、不思議なくらい同じような環境で働いていたような…。
登場人物の1人1人、「あっ、あの人」と思える人物が登場してきたりして、楽しめました。
集団、組織になると普通でいい人が取る行動、取らざるを得ない行動。
あのころの閉塞感やなんともしがたい溜息が出るような感覚が思い出されました。
サラリーマン、特に大企業勤めで責任ある立場の方には、「ある、ある」と思え、いろいろ考えさせられる小説ではないでしょうか。
私は考えさせられました。
どの登場人物のスタンスが最終的にベターなのか?
誰が結局一番幸せなのか?
自分ならどう行動するだろうか?
もし、自分がそのままサラリーマンを続けていたら、どの人物になっていたのか?
もしかしたらやっぱり居場所はなかったのかも。
(登場人物では、ドーナツ屋さんに転職したOLの考え方、行動に近いか?!)
何のために働くのか? 考えさせられます。
わたしは、「なぜこの仕事をしているのか?」「なぜ17年間この仕事を続けてこれているのか?」考えてます。未だ自分自身、答えが出ません。
( ̄〜 ̄;)
>清藤さま
「なぜこの仕事をしているのか?」 なかなか深い問題で、そう簡単には答えが出ませんよね。この答えのために私も相当もがきました。
今は自分で納得できて、ゴール・結果はまだまだですが具体的にそこに向かって行動できていることに感謝です。