至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり

久々に庄内空港(山形)へ。
鶴岡の地元大手建材店さんで社内営業研修でした。

夕方研修を終えると、その建材店さんの得意先でもあり、ツタエルクライアントである→コスモホーム・柿崎社長にお迎えに来ていただき、2人で語らいあいました。

柿崎社長、ごちそうさまでした!


行き帰りの飛行機で読み終えた本。とても良かったです。

→『荒くれ漁師をたばねる力 ド素人だった24歳の専業主婦が業界に革命を起こした話』(萩大島船団丸代表 坪内知佳氏著)

大学中退、離婚、シングルマザー・・・。
傍から見たら、こんな私は絶望的な状況に見えるかもしれない。
しかし、このときの私は、これから切り開いていく未来への野望で満ち満ちていた。
当時24歳だった私は、沖に浮かぶ小さな島の漁師たちとともに、大きな革命を起こそうとしていた。
(まえがきより)

 

著者の坪内さん、並みの根性の持ち主ではありません。
漁師たちと取っ組み合いのケンカはするわ、大阪の飲食店に新規開拓営業の場面でも次の通りのド根性。

昼の2時ごろに1件目の商談を行う。1時間から1時間半の商談をして、移動に30分。2件目の商談に入って1時間から1時間半。すると時間は夕方の4時半か5時頃になる。
 この時間帯になると、商談が早めの晩ご飯になる。そうなると当然お酒が出るので、飲むことになる。3件目の商談が終わるのが6時半か7時。
 ここで終わりにせず、頑張ればもう1件、遅い晩ご飯を食べる商談が入れられるのだ。でも3件目ですでに飲んで食べているため、もうお腹はぱんぱんだ。
 そこで店を出たあとに、すぐに食べたものをトイレに行って全部吐き出し、お腹を空にして、4件目の商談に臨んだ。
 そこまでするのか、と思われるかもしれないが、子どもを24時間保育に預けて、営業に出てきている身だから、時間は1分たりとも無駄にしたくなかった。一番大切な子どもとの時間を犠牲にして大阪まで出てきたからには、吐き戻しをしてでも、1件でも多く商談を入れたかった。

仕事を犠牲にして家族サービス優先の時代に、20代でここまでやる人がいるとは・・・。
ここまでやれと上司が部下に言ったら、今の時代、確実にパワハラ。
やってることは相当ムチャですが、この執着心は見習いたいですね。

戦うことを怖れず果敢にチャレンジするその姿勢、表紙の写真のキレイな女性とは違う人? と思うくらいキャラのギャップ。

船団長(漁師のリーダー)の彼女に対するコメントがおもしろいです。

最初は私たちを救いに来た天使に見えました。でも関わるうちに悪魔に変わっていきました。本当にキツい人です。相手が男だろうと、年上だろうと全然躊躇せずに向かってくる。気の強さは半端じゃありません。

 

彼女は現在でもまだ31歳。
2011年に立ち上がった団体。自分よりもずっと若くて、ツタエルよりも社歴の浅い団体がゼロからスタートしてここまでやっている・・・。

凄いです。
奮闘ぶりを読むと元気と勇気が湧いてきます。
負けてられない!という想いもフツフツと・・・。

いつか会ってみたい。会ってみよう。

「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」
(萩が生んだ、吉田松陰が維新を成し遂げた弟子の若者たちに伝え残した孟子の言葉・著書より)

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