北京オリンピック、最後はちょっと盛り上がってきた感じもしますね。
あんまり注目されていない競技の選手たちもがんばっているなー。
この競技でメダルを取れそうな選手のいる国、少なくとも家族や友人は、注目、応援しているんだろうなー。
アイスホッケーなんかも、日本では全く報道されないけどメダル争いしている国はきっと盛り上がってたんだろうなー。
と、思いながら大会最終日の日曜、ぼーっとテレビ観戦。
今回の日本勢、冬の大会としてはメダル数が過去最高だそうです。
その中でも、すごいなーと思うのが、
スピードスケートの高木美帆選手。
解説の岡崎朋美さんが、言っていたこと。
「陸上100mのボルト選手が、100mから10,000mまで全てのトラック競技に出場して入賞、メダル獲得しているようなもの」
そう言われると、凄さがさらに伝わってきました。
いろんな距離にチャレンジするのは、大谷選手の二刀流並みにすごいこと。
でも、この挑戦をするにあたって「ムリじゃないか?」と思うこともあったようです。
そんな時、コーチの一言が…。
成長の原動力になったデビット・コーチにかけられた言葉も明かした。以前、外国勢の活躍を見ていた高木美に対し「同じ人間ができていることなんだから、なんで自分もできるって思えないの?」と声をかけられたという。 「後々自分のなかで大事な言葉になっていて、自分もできるんだって強く思えることが、いろんな面で大事なことだなと感じることがある」と、今も心に響いているという。
→高木美帆 ヨハンコーチにかけられた〝大事な言葉〟明かす(東スポ!)
とても27歳の精神力だとは思えません(;・∀・)
高木美帆選手の年代には、大谷翔平選手、羽生結弦選手、バトミントン桃田選手、今年メジャーに活躍の場を移す予定の鈴木誠也選手(広島カープ)などなど、そうそうたる顔ぶれ。
「ゆとり」と揶揄される世代ですが、なんのなんの。
私も含めてこれまでの上の世代より、「やる人はやる!」(=「やらない人はやらない)、プレッシャーにも強い、凄い世代だと思います。
(身近にいるこの世代の人たちを見ても激しく二極化)
大谷選手にとっても、恩師と思われる存在が。
花巻東高校の佐々木監督の存在。
→「先入観は可能を不可能にする」 大谷翔平に影響を与えた恩師の言葉 (Sportsnavi)
大谷選手
「チームとしての『決してあきらめない』というスローガンもそうですが、『先入観は可能を不可能にする』という言葉は今でもはっきりと覚えています。そのときにはあまりわからなくても、あとから振り返ってみて『あの言葉は大事だったなあ』とか『ああいうことをそこから学んだなあ』と思うものはたくさんあると思いますが、その言葉は僕の中で大きなものでした」
佐々木監督から
たとえば160キロの球を投げるというイメージがそもそもなければ、絶対にそこまでたどり着かないものだと思います。できると思うから、そのために頑張る。途中で蓋(ふた)をしたり、限界を作ってしまっては、自分の可能性を伸ばすことができないと思います。これしかできない。岩手出身の高校生だけでは日本一になれない。高校生だから160キロは投げられない。そういう先入観を持たないことが可能性を伸ばす上で大事だと思っていましたし、今でもそう信じています。
可能性がある人材といいコーチが出会えるかどうか。
ロシアのフィギュアスケートのコーチが話題になっていますが、技術のコーチスキルももちろん大事ですが、メンタル面でいい方向に導いてくれるコーチの存在も大切ですよね。
コーチや恩師の存在も重要ですが、叱咤激励できる最後のコーチは自分自身。
周りの「できるわけがない」の言葉、評価に対して、「自分にはできない」と諦めてしまうか、「自分にもできるかも」と道を探して、努力し始めるか。
この差、違いは大きいと思います。
オリンピック、やっぱりいいですね。
メダルを取れても取れなくても、世界のトップアスリートとして闘う人の努力、その根底にある考え方から学べることがたくさん。
彼ら彼女らに比べると凡人で世代がいささか上ですが、見習って努力していきたいと改めて思います。
コーチ側の立場としても、高木選手や大谷選手の恩師のような存在を目指します。