性”弱”説

新大阪駅構内の本屋さん、新幹線に乗る前、久しぶりに本屋で紙の本を買ってみました。



////////////////////////////////////////////////////////////

キーエンスでは、「役立ち度が高ければ、高く販売できる」という信念の下、 ひたすら役立ち度の高い用途を探します。
そうやって見つけた用途に合わせて商品を開発するからこそ、高い利益率の商品でもきちんと買ってもらえるのです。文字にしてしまうと当たり前のように見えてしまいますね。しかしこれが、キーエンスが他社と比べて大きな利益を生み出している大きな要因なのです。

(中略)

性善説とは、人はみな本来善人であり、「正しく聞けば、正しいことを話してくれる」 「正しく指示すれば何でもできる」「常識的なことはみんな分かっている」というような考え方
(中略)
一方の性弱説とは、人は本来弱い生き物なので、「難しいことや新しいことを積極的にはやりたがらない」「目先の簡単な方法を選んでしまいがち」というような捉え方

////////////////////////////////////////////////////////////

だわねー。
と同時に「性弱説」、善でも悪でもなく弱いもの …なるほど。

昨年のダイハツの認証不正問題、今ネットで叩かれ、スポンサーに一斉にそっぽ向かれている某キーTV局、組織ぐるみの不正? 内部でいっぱい気づいている人がいるはずなのに見て見ぬふり、その慣習に違和感を覚えず馴染んでしまう…
大企業の不正、毎年のように何かしら出てきますが、内部で多くの人は知っていたはず。不正までいかなくても、問題、課題のない組織なし。中小企業もまた然り。
気づいていてもそこに手をつけるのは「難しいこと」だったり、「新しいこと」だったり。
目先の簡単な方法は、郷に入れば郷に従い「上が言う事」を深く考えずそのままやること、もしくは見て見ぬふり、やってるふり。決して”出る杭”にはならないこと。

34年前、社会に出てから大小様々いろんな”闇”があることを知り、多くの人が”大人の対応”をしていることも知り、そのルールはルールとして覚え、立ち居振る舞いできるようになることを身につける一方で、「おかしいこと」をおかしい!、「裸の王様に『裸ですよ』」と言える矜持、度胸、理想に近づく自らの行動力を持とうと思って今まで来ています。が、それでもできる時、できない時…。
・・・人は本来弱いからなんや…

弱さを是認した上で、しからばどうするか。
正しいだけでは人はついてこない。自分の気持ちさえ、ついてこない。
想いのベクトルを一にして正しい理想に向かい、みんなが楽しく幸せになれること、そのお手伝い、日々精進して行こうと思います。

…と、たこ焼きを久々に食べながら思う山陽路。一路九州へ。

子どもの頃、近所の市場の中にあったたこ焼き屋さんに近い感じ
美味い😋

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA