雨にも負けず、台風にも負けず

ほぼ毎週1往復は飛行機に乗る機会があります。
(私はJAL派)

座席の前のポケットに入っているこの雑誌、けっこうパラパラと読みます。
いつも楽しみなのが、冒頭の社長のコラム。
今回も「なるほど~」なお話。

雨にも負けず、台風にも負けず

 私がパイロットとして乗務していた頃のこと、日本からシカゴに向かうフライトの出発が遅れていました。気象条件も考慮すると、計画されていた飛行高度やルートでは、定刻にシカゴに到着できない状況でした。
「これから世界で戦うビジネスマンの多くが、到着後の乗り継ぎ便に間に合わず、大事な商談に穴をあけてしまうことは避けたい。何かできないか?」 と考えていました。
「ジェット気流を最大限利用できる高度とルートに変更して飛べば、燃料消費を抑えつつ、時間短縮は可能だ。高度を変えると、風向きも変わるが、揺れはないか? 予報では少しだけ揺れる可能性があったが、先行する便からの情報によると揺れは発生していない。よし、これで行くぞ!」
「多忙なお客さまの時間を大切にするためにはどうすればよいか」、私はこの時、自然に考えていたのです。
JALでは、あらゆる職種のグループ社員全員が常に相手を思いやるおもてなしの心で業務にあたってくれており、それはパイロットも同じなのです。
2013年の1年間に運航した約26万便の実績として、飛行機が定時に到着できたフライトの割合(定時到着率)は約90%であり、JALグループは「世界第一位」となりました。定時出発のためにお早く搭乗ゲートにお越しいただくなど、多くのお客さまからいただいたご協力に心から御礼申し上げます。
昨年は定時到着という観点では、例年以上に難しい一年でした。気象庁のデータによると、台風の発生率が1995年以降で最も多く、秋には日本に接近する大型の台風も多くありました。どうしても天候に左右されてしまう定時到着ですが、お客さまのために一便一便を大切に、社員全員がこだわり抜いて業務を行ってきたことが、この世界一につながったものと思っています。JALグループは安全運航を堅持し、これからも時間どおりのフライトを皆さまにご提供してまいります。

代表取締役社長 植木義晴

 

 

 天候のせいで遅れた。
 お客さまが遅れてきたから、飛行機も遅れた。

だから遅れても仕方がないでしょ。

ではなく、
 雨が降るかもしれない。
 台風が来るかもしれない。
 お客さまが遅れて搭乗するかもしれない。

日ごろからそれらを見込んで、
 「だからどうするか?」
 「どんな準備、対策をするのか?」

それでももし遅れるような事態に遭遇したら、早めにリカバリー策、あらゆる方法を考えてみる。やれる最大限の努力をする。

到着時間を守る責任感、執着心、素晴らしいと思います。
稲盛和夫さんの指導の下、JALが奇跡的な回復した理由が、毎回の植木社長コラムでなんとなく伝わってきます。

『決めた期限を守る』
『決めた約束を守る』

このシンプルで当たり前なことがなかなかできません。

能力以上に、これができるかどうかで、人様からの信用・信頼につながります。
逆に、いとも簡単に損なうこともあります。

個人で独立してからは特にそのことを痛感しています。

 

雨が降っても、自分の責任。
台風が来ても、自分の責任。

言うは易く行うは難し

精進してまいりたいと思うコラム『雨にも負けず、台風にも負けず』でした。

S社長とNさんからの叱咤激励で、3月末ホームページ完成引き渡しに向けてイサタケ最後の奮闘中。
>納期はもちろん、クオリティの約束も守れ! がんばれ!
>S社長、Nさん、スタッフの皆さん、イベントと年度末の忙しい最中、チェックいただき申し訳ありません。ありがとうございます。

雨にも負けず、台風にも負けず” への2件のコメント

  1. 私は、岡田さんの本やトークやブログに、「なるほどね〜!」ですね‼︎(⌒▽⌒)
    変わりたい願望から前に進めない私に、たくさんの教えをいただいてます。スタッフブログ見るが楽しくてしょうがないですよ‼︎。*\(^o^)/*

    • >清藤さま
      いつもありがとうございます。
      「“変わり続けること”が唯一変わらないこと」
      ツタエルスタッフに先日話したことです。自分への戒めも込めて。
      頑張りつづけます。 おかだ

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