暴走機関車ホリエモン

DSC_0699ホリエモンの話を聴いてきました。

この日、サイボウズさん主催の『新しいカイシャについて、語ろう。』というテーマで経営シンポジウム。

サイボウズの社長(写真・右)が、私と同じ松下電工脱サラ起業(3歳下!)、副社長が高校時代の同級生ということもあり、東証一部上場の大企業ですが、何となく勝手にシンパシーを感じています。

サイボウズの→『働き方改革、楽しくないのはなぜだろう』の提言、取り組みが面白いと思い、サービス利用者は参加無料の招待とのことで、この日参加してきました。

サイボウスのこの取り組みについて、ホリエモンがtwitterで「おもろい」と4文字つぶやいたことが縁で、今回のパネルディスカッションに招いたそうです。
が、今回の「会社をどう改革するか?」のテーマから外れて暴走していくホリエモンに青野社長、タジタジ。
聴いてる方としても突拍子ない話がいっぱいでしたが、発想に「なるほどー」と気づかされる点も多々ありました。

ホリエモン曰く、
「会社? 大半の会社は要らない」
「サラリーマン? 要らない。君たちはそこ(会社)に要る(必要な)んかい?」(会場・笑)
「イヤな仕事は辞めればいい。遊んでいればいい」

司会者(某企業の女性幹部):
「それでは食べていけないのでは?」

ホリエモン
「食べていけない? なんで?
おごってもらう。恵んでもらう。NGOが賞味期限切れ直前の弁当を無料でくれる。着る物だって、メルカリで中古の服が500円。家、クルマ、配偶者、子ども、この4つやめれば生涯2億円。家賃だって払わない。友人、知人の家に居候。どうしてもの時だけホテル。自分は全部そうしている」

(もうメチャクチャ?!
・・・青野社長、司会者、口を挟めない状況に)

司会者
「それでも、仕事で役立っている実感が必要なのでは?」

ホリエモン
「ほとんどの仕事が役立っていない。あなただって言うほどほとんど役立っていない」(会場・笑) 
「そもそも会社にぶら下がっている人間が、世の中半分以上。そんな人、要らない」

 

暴走度合がどんどんエスカレート(笑)

会社がどうあるべきか。
このことよりも、
一人一人の個人がどうあるべきか?
このことをもっと考えろ! 今までの常識を疑え!
と、いうことだったのかなと感じました。

オモシロくてメモしたこと書いておきます。

AIやロボットが出てきて、これから時代は変わる。
でも、これは昔、農機具や化学肥料が世に出てきたのと同じ。
我々文明社会に生きる人間はその恩恵を受けて、汗水垂らして農作業することから解放されて生活できている。それと同じ。
恩恵を受ければいい。

これから変わる世の中に対して、今の教育は役立つことを全く教えていない。
もっと「検索する能力」を上げるべき。

一人前の寿司職人になるのに10年もかかるということを疑うべき。
検索して、酢飯のレシピを学び、握り方を覚えるのに一日あればできる。あと経営を学べば、素人の高校生でも、2~3ヶ月で寿司屋をオープンできる。だから、高校を作ります。

個人が好きなことで能力を上げて、個人が「会社」というソースを使うべき。
一個人が、「会社」の持つ技術、生産力、販売ネットワークを使う。まだ受け入れられない(←特にホリエモンは)企業が多いが、いずれそうなる。

能力を上げるために、まずは完コピ。型をパクれ!
いきなりオリジナルに行かない!

世の中に「動く人」は2~3%だけ。
その2~3%の中の半分の人が「賢い人」。
残り半分が「リスクを考えないバカな人」。それでも動くからうまくいく。

世の中の90%以上が「小利口な人」。
この人たちは動かないので、「賢い人」の養分になるだけ。

とにかく行動してください!

「明日の朝、アイスクリームを食べる」
そう決めたらできるはず。できない言い訳はできない。
今までと違ったことをすることが大切。

これからの新しいカイシャ、どうあるべきか?
そんな話に全然なりませんでした。
青野社長がほとんど口を挟めなかったのがちょっと笑えました。

ゲストに呼んだことを後悔した?かもしれませんが、それなりにタメになり刺激になりました。

この後、サイボウズの株主総会。
青野社長曰く「シンポジウムで株主の皆さんを疲れさせて、シャンシャンで終わる作戦」と株主の前で言っていましたが、自分のほうがよっぽど疲れた?(笑)

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