見えない●●にお金を払う。

こんにちは。
本を読みながら、ボイシー(ネットラジオ)は難しいことに気づいた山口です。
目から耳から両方からインプットしたらお得! と思ったのですが、そんな器用な[脳]は僕にはありませんでした。

 

さて、年末本が一冊届きました。

 

 

山口が会員になっているあるアカデミアでは、毎月1冊、オリジナル書籍が送られてきます。今日のブログは、その送られてくる本の内容がどうという話ではなく、この「送られてくる」ということに僕は価値を感じています。

 

自分で欲しいと思ったものが手に入る現代。
でも、その自分が欲しいと思った情報がイコール、自分にとって必要な情報とは限らないと思いませんか?

だから逆に、このような自分が必要とは思ってないけれど、送られてくる(提案されてくる)情報って大事かなぁと思っています。実際、山口にとっては心に残る、新しい発見があるような体験は、自分が望んでいない分野からくることも少なくないです。

関係ないですが、我が家のクリスマスは、子どもの欲しいものではなく、サンタさんが独断と偏見で選んだにプレゼントが届きます。子どもの反応を見てもなんとなく、欲しいモノが手に入るとはまた違った喜びがあるような気がしています。

 

さてさて、そんな体験をしたくて山口今日はあるところに出かけました。

 

 

「本屋です」

 

今、どんなものがオススメなのか?
お正月、色んなスタートを切りたくなるこの時期に本屋から提案されているのは何かか? 

 

正面の平積みエリアに到着。

 

 

僕の感想「おぉ、なるほど」

 

 

何だと思います?

 

 

答えは・・・?

 

 

雑貨付きの雑誌

 

こんなやつ↓

 

なるほど。

リュックをはじめ、ポーチやおもちや、ペンやカレンダー、財布なんかもありました。価格も1,500円とか、3,000円と雑誌としては高いけれど、雑貨としては安いという新しい価格設定。

 

まさに、モノからコトへって感じですよね。

 

例えば、リュック。

「ファッション&機能性」という雑誌で伝えたい世界観を、雑誌で終わらせずに実際にリュックをつけることで、読者に体験させる。雑誌という枠では、あくまでその表現に限りが出てくる。どうやっていい写真を撮ろうか・・どのタレントを起用しようか・・。

でも、その繰り返しに慣れてくると、インパクトがなくなる。

そこで、雑誌という枠を超えてみる。
リュックを生産するより多くの部数が出るため安く制作することができ、格安で提供することもできる。読者もその世界観で憧れを抱き、気分が高まった時点で購入を決められるため、欲しい「体験」がその場で手に入る。

憧れのタレントと同じ格好ができるリュックが「今」手に入るメリットがある。

 

アイドルグループの握手券付きCDなんかも、
CDではなく「アイドルを直接応援することができる体験」を売っていると思うとまさにコト売り。(アイドルに握手させることが良いとかそういうのは置いといて)

 

 

さてさてさて、住宅業界だとどんなことができるでしょうか?

 

 

実は、私、そんな「コト」売りのヒントになる話を知っています。
そして、その話を実際に「コト」売りに挑戦している人から聞ける機会を知っています。

 

1月23日 ツタエル総会。

事例発表でお話いただくヤマノアーキデザインさん。
ヤマノアーキデザインさんの「お・も・て・な・し」はいわばコト売り。
「お・も・て・な・し」に金額こそつけてないものの、
それも含めてヤマノアーキデザインの家づくりとして、デザインされています。

結果として家づくりのスタンスは変えていないのに「単価」アップに成功しているのは、コトが売れている証拠ではないでしょうか?

 

▼実際、どんなことをしたのか? ぜひ聞きに来てください。
https://www.2tael.co.jp/news/9135.html
(第11回 商売繁盛ツタエル総会のページ)

 

 

色々考えさせられた書店からの帰り道。
歩きながらじっくりと、ツタエルでの実践のアイデアを・・・と思ったのですが、子どもたちのが寝てしまって、いっぱいの買い物袋に子どもを抱っこして帰るのに必死。

「これだ!」には届かないまま帰宅して、お風呂を洗う山口でした(苦笑)

 

 

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